にゃあ太と節約の日々

小欲知足をもっとーに

ご祝儀2000万円なり~

    先日、近所に住んでいるお婆さんのAさんから、「お寺から手紙が届いているのだけど、よく分からないから代わりに読んでちょうだい」と頼まれました。さて、どんな内容なのかと、お寺からの手紙を読んでみますと、住職と副住職それぞれの代替わりがあり、祖父だった住職が引退し、副住職だった息子が住職に就任、孫が副住職に就任するとのことで、それに伴う法要をそれぞれ行い、各法要に1,000万円(合計2,000万)必要な為、各檀家に3万円以上の祝儀をお願いしますとの内容でした。
 
 ふむふむ(*‘ω‘ *)
 なるほど(*'ω'*)
 代替わりのイベントにそれぞれ1,000万づつ必要なのね(*‘ω‘ *)
 
 って、合計2,000万だとー!?  \ (ꐦ `Д´)ノ
 
 なーんで、おじいちゃん住職が引退して、息子が住職、孫が副住職になるのに2,000万も必要なんだってのヽ(`Д´#)ノ
 ひと月の食費を1万5千円以内に抑えようと心掛けている節約大好き人間の私からしたら、「はぁ!? 、桁ふたつ間違ってない!?そんな行事20万もあれば十分でしょー!」と思ってしまいます。(20万でも高いと思っておりますです('ω') ハイ  )
 お寺だとこういうことが当たり前なのですかね?檀家というシステムのなせる技なのか、家庭の事情での代替わりに2,000万もご祝儀ちょーだいって言えるお寺というものが理解できんですわ(;一_一)
 
 結局Aさんは、仕方がないけど3万円のご祝儀を払うと言っていました。
 物価が上がりまくっている中、年金生活者のAさんにとって3万円の支出は痛いと思います。(´;ω;`)
 
 このお寺は曹洞宗のお寺なのですが、その昔、曹洞宗の開祖道元さんは、幕府から土地の寄進を受けたことを報告に来たお弟子さんを破門にしたことがあるそうです。お弟子さんからしたら「天下の鎌倉幕府から土地をもらったんだから、お師匠さまも喜んでくれるだろうなぁ、ワクワク( *´艸`)」くらいな感じで報告に来たと思うんですよ。ところがどっこい、道元さんは「土地貰ったくらいで浮かれてどうするんじゃーヽ(`Д´)ノ」とお怒りになってしまった。高価なものをもらって浮かれてしまった弟子に対して破門を言い渡す道元さん。2000万のご祝儀ちょーだいという案内を檀家に送り付ける現代の弟子たちに対しては果たしてどんな言葉を掛けるのでしょうか。
 
 道元さんは更に
「学道の人は、先づすべからく貧なるべし。財多ければ必ずその志を失ふ。」
       正法眼蔵随聞記より
 とも言うております。

  私みたいな修行もしたことない、煩悩まみれのダメダメ人間が偉そうなこと言えませんが、仏さまの教えを人様に伝えることを生業とされているお坊様なら、「道元さんの教えを実践しろよなぁ」って思いました。(・ω・)ノ